プラスチック製造業の市場環境
(1)市場動向

 経産省生産動態統計年報によるとわが国のプラスチック製品の生産量は、ここ数年6百万トン未満を推移し、2014年は、570万トンでした。2005年は614万トンでしたが、それ以降、生産量は減少し2011年は、568万トンと7.5%減少しました。その後は、持ち直しの動きを見せています。
 今後の生産量に関しては、短期的には景気回復や円安による輸出品の増加などで堅調な増加傾向が続くと予測されますが、長期的には原料である石油の価格高騰、人口減少による国内消費量の減少などのマイナス要因が懸念されます。
 しかしプラスチック製品は、軽い、加工が容易、電気や熱を通しにくい、衛生的などの特徴から様々な用途で利用され、軽量、耐久性、コスト面での優位性から、鉄などの金属、ガラス、紙などの木製品を置き換えることで発展してきました。今後も適用分野は必ず広がっていくと考えられます。成長著しい新興国などでの消費も進むでしょう。
 またエコ意識の高まりにより廃プラスチックの再利用や生分解性プラスチックへの取り組みも進展しており、環境に配慮したプラスチックへのニーズは増加していくと考えられます。